野菜・くだもの日記

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「とやまのカン(寒)・カン(甘)野菜出荷研修会」が開催されました。

富山県の冬季の気象条件を活かして栽培される「とやまのカン(寒)・カン(甘)野菜」(以下、カンカン野菜)の出荷時期が近づいてきました。カンカン野菜の主力品目は、「寒締めほうれんそう」と「寒締めこまつな」です。

富山県園芸振興推進協議会では、「寒締めほうれん」の出荷開始を前に、「とやまのカン(寒)・カン(甘)野菜出荷研修会」を開催しました。

富山市吉岡の農業研修会館で開催された室内研修では、富山市場と高岡市場の担当者から、市場への出荷方法と出荷時の留意点について、県広域普及指導センターの担当者から、「寒締めほうれんそう」等の糖度の確認方法と今後の栽培管理について、説明がありました。

室内研修の後、富山市大沢野の「農事組合法人あねくら営農組合」の「寒締めほうれんそう」の栽培ハウスに移動し、生育状況を確認するとともに、収穫・調製作業について説明を受けました(写真1)。

あねくら営農組合は、昨年から「寒締めほうれんそう」の栽培に取り組み、今年は2年目の取り組みとなります。10月3日には種されたほうれんそうは、現在、草丈が35㎝で、葉柄の糖度も8度と生育は順調で、年明けからの出荷開始を予定しています(写真2)。

このほか、カンカン野菜には、「ハウスねぎ」や「カンカンにんじん」、「さつまいも」等、15品目があります。

「ハウスねぎ」や「カンカンにんじん」は、すでに12月23日から出荷が始まっており、「寒締めほうれんそう」の出荷が始まる1月上旬からは、カンカン野菜が出揃い、出荷も本格化する見込みです。

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写真1 (農)あねくら営農組合の寒締めほうれんそう栽培ハウスでの研修の様子

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写真2 収穫時期を迎えた寒締めほうれんそう
(2019年12月26日)